【地域を見守り40年!】安達勝間氏が少年補導栄誉銀賞を受賞、顕著な功労が認められる(新潟県新発田市)
7月3日、新発田警察署で新発田地区少年補導員・少年指導委員連絡会の安達勝間(73歳)氏に少年補導栄誉銀賞が贈呈された。
警察庁長官と公益社団法人全国少年警察ボランティア協会会長の連名で安達氏に贈られた少年補導栄誉銀賞とは、多年にわたり少年の非行防止または健全育成のための活動に尽力し、少年の非行防止または健全育成に顕著な功労があった個人・団体を対象に表彰されるもの。
1984年に少年補導員として委嘱された安達氏は、新発田地区少年指導委員として、街頭補導などの少年非行防止活動および少年の健全育成活動に尽力してきた。安達氏の40年にも及ぶ活動は、地域の子どもたちの非行防止や健全育成などに大きく貢献してきた。
現在もスポーツクラブの手伝いや学校でのボランティア活動などで、子供との関りを続けている安達氏は、現代の子どもたちと関わる際に気をつけていることについて、「あまりきつい言葉は言わないようにしています。諭すようにというか、優しく。優しくというより普通に接するようにはしているんですけど、(子どもたちが)競技を楽しくやれるように」と話した。
少年補導栄誉銀賞を授与されたことについては、「私でいいのかなと思います。とてもありがたいです」と照れ笑いを浮かべながら語っていた。
安達氏に少年補導栄誉銀賞を手渡した新発田警察署の渡辺寿智署長は安達氏について、「警察にとってみても、とてもありがたい存在。安達さんとお話をする中で、私の知らない経歴もあった。表彰に値する素晴らしい経歴だと感じた。警察のみならず、地域全体のためになって一生懸命活躍して頂いた人だと改めて感じた」と評した。
時代は変わり、それとともに子供たちの性質も道具も変わっていく中で、安達氏のように地域の子どもを見守り、人の道から外れないように導く「大人」の存在は、過去・現在・未来を含めた地域の大きな財産であるといえるだろう。