【にいけい編集部発】記者コラム&今週の主なニュース 6月29日〜7月5日

今週のニュース

記者コラム

今週、新潟大学のとある授業を取材した。アントレプレナーシップ関連の授業で、その日は県内ベンチャーの社長を招いての講義だった。ゲストは、マイクロブルワリー・沼垂ビールの高野善松社長。現在、レトロなまちとして人気が再燃した沼垂の、立役者の一人でもある。

高野社長は講義の中で「起業を決めたときの想いや動機、その時の不条理や悔しさ、問題意識がベンチャーを立ち上げるエネルギーとなる。実は、それが一番大事」だと熱弁した。こうした話を改めて聞き、思ったことがある。

起業を志す学生に話を聞く機会が取材や仕事の時以外にも、これまで何度かあった。その時「具体的にやることは決まっていないが、起業したい」「なんでも良いから起業してみたい」というワードが出てくることがよくある。私は、それは目的と手段が逆転しているのでは? と心の片隅で引っかかっていたが、もしかしたら違ったのかもしれない。

彼らには、具体的でなくとも漠然と社会への不信や問題意識があって、それが上手く言語化できなかった、あるいはそうした反骨的な印象を抱かれたくなかったのかもしれない。もしそうであるのなら、もう少し別の方法で話を深堀りしていれば、と後悔した。

なお、話題に挙げた授業の記事は来週にいがた経済新聞に掲載する予定である。乞うご期待。

(編集部・鈴木琢真)

 

今週の主なニュース

編集部ピックアップ

【20年ぶり新紙幣】1万円札(渋沢栄一)、5,000円札(津田梅子)、1,000円札(北里柴三郎) 3人の新潟ゆかり人物をクローズアップ

【第12回①】「芭蕉さん、ようこそいらっしゃいましたね!」くびき野の文化フィールドを歩む―1990年~2023年 石塚正英(東京電機大学名誉教授)

 

経済

【7年連続で累計700万円】新潟県阿賀野市の企業版ふるさと納税にサカタ製作所(新潟県長岡市)が再び寄附、加藤市長が感謝状を贈呈

【1年前倒しで目標額50億円を達成】錦鯉や米など県産農林水産物の輸出額が過去最高に

【保護者からの連絡をアプリから】株式会社コドモン(東京都)が新潟県村上市の保育園11施設にICTサービスを導入

 

政治

【2023年の所得は約1,550万円】新潟県が条例に基づき花角知事の資産を公開

 

社会

【プロがクラブ活動に参加!】マンガ家の高山瑞穂氏が笹口小学校で指導、児童たちがオリジナル絵に挑戦

【路線価】新潟駅前通りの路線価が2年連続上昇、一方県内平均は下落 国税庁発表

【思いやりという心のハンドルも】上越警察署が令和6年第一期優秀安全運転事業所の表彰伝達式を実施 金賞に田中産業(新潟県上越市)とみどり自動車学校(同)

 

地域・くらし

【1位はやっぱりあの花火】クラブツーリズムが「2024年夏の花火大会 東・西人気ランキング」を発表

 

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓