【キシャメシ】新しい駅ビルCoCoLo新潟に入ったゼッテリアとロッテリア既存店を食べ比べてみた

午前中、仕事で新発田市に。午後から新潟市でアポ。新潟に戻る新新バイパスで、ふと思い出した。

「蓮野ICで降りるとロッテリアあるな」。

記者もご多分にもれずだが、50代以上には結構な割合で「ロッテリアファン」がいる。新潟でもめっきり店舗が減ってさびしくなったが、休日にわざわざ車を飛ばして店舗のある聖籠町に食べに来たりする。

ロッテリアといえば昨年、「すき家」や「はま寿司」を展開するゼンショーHDの傘下に入ったというニュースが飛び込んだ。ゼンショーグループはロッテリアを傘下に収めて間もなく、「ゼッテリア」という新ブランドを発表したとも聞く。

そういえば「ゼッテリア」、新しいJR新潟駅ビルCoCoLoに入ったよな。ファンとしては気になる、ゼッテリアの味。果たしてロッテリアとゼッテリアはどれほど違うのか?

ここは、ハシゴして食べ比べて見ようか。50過ぎてバーガー店のハシゴは愚行も良いところだが、日を跨いでキシャメシの本旨からハズれるのは嫌だ。食べ比べは、ロッテとゼッテ共通のメニュー「絶品チーズバーガーセット」で行こう。

聖篭町蓮野のロッテリア新潟聖籠店

 

まず聖籠町の既存ロッテリア。新潟のファン最後の砦。

良い意味で昔ながらのファストフード店。50代にはこっちの方がなごむ。郊外店だけにスペース使いに余裕があり、ゆったりしている。

こちら「ロッテリア」の絶品チーズバーガーセット。ドリンクのフタは一般的なプラのもの

絶品チーズバーガーセット(税込790円、夏割で平日税込690円)、安定のウマさ。記者は揚げ具合、太さ、シーズニングなど他社と比べてロッテリアのポテトが好みだ。バーガーのパテもしっかり肉肉しい。粗びきのざっくりした感じが食べごたえを感じる。黄色いチェダー系のチーズと、クリーミーなチーズソースの役割がはっきりしていて好感。ふかふかのバンズもグッド。

ロッテリア既存店の絶品バーガーは粗びきパテのざっくり感がたまらない

食べ終わって味の記憶をとどめたら一路JR新潟駅を目指す。

ゼッテリアCoCoLo新潟店は駅南広場に面した1Fにある。数軒の外食産業が入居する「駅南キッチン」の一角。さすがに郊外店のようなゆったりしたスペースは確保できないが、新しい店舗はやはり気持ちが良い。

「新しい新潟の街の顔」CoCoLo新潟に出店した「ゼッテリア」

季節もののメニューなども既存店と少し違うようだ。何よりこちらはセルフレジで、パネルで品を選んでから、カウンターに行って会計し、番号がコールされるのを待つシステム。

セルフレジ導入で効率化

なんでもゼッテリアの「ゼ」は「ゼンショー」のゼではなく看板メニューの「絶品チーズバーガー」からとっているらしい。

ゼッテリアのHPを見ると、まだゼッテリア店は全国に10店舗しかなく、そのうちの1店が新潟。なんか嬉しい。

こちらゼッテリアの絶品チーズバーガーセット。ドリンクのフタは透明フィルムだ

カウンター横で絶品チーズバーガーセット(税込690円)を受け取り席へ。食べる前から違いが目につく。まず値段だが、デフォルトではゼッテリアの方が100円安い。ロッテリアも現在は「夏割」で100円引きになっていて平日は同額だが、土日は790円。夏割ももちろん期間限定だ。

ドリンクのふたが、既存店ではよく見るプラのふたに対し、ゼッテの方は透明フィルムが張られており、それをはがしてストローを入れるスタイル。こういうコストカットでプライスダウンしてくれるのなら大歓迎。

ポテトが既存店とだいぶ違う。細くて「揚げ」が強めのクリスピーな味わい。これはこれでよい

そしてポテトが…かなり違う。既存店のものより細く、揚げも強めで褐色がかっている。カリっとしたクリスピーさがあり、これはこれで悪くない。

さてメインのバーガーである。パテのボリューム感はデフォで100円高いだけあって既存店の方が上、たぶん。ざっくりした粗びき感も既存店に軍配。一方でチーズはゼッテの方が濃い気がする。腰の入ったミルクフィールのあるチーズソースが印象的だ。あとゼッテの絶品チーズバーガーにはピクルスが入っていた。バンズは、既存店のふわっと系より幾分ずっしりしている気がする(自信はない)。

 

食べ比べた結果、ロッテリアとゼッテリアはかなり違った、と言える。どちらが上だとは言えないし、どっちもあり。

バーガーをハシゴしたらけっこうな腹パンに。50代には少々重いランチだったかも。

(編集部I)

【ロッテリア新潟聖籠】

新潟県聖籠町蓮野

営業時間 10時~21時 (日、月は9時~21時)

<グーグルマップ「ロッテリア新潟聖籠」>

【ゼッテリアCoCoLo新潟店】

新潟市中央区花園1丁目1-1

営業時間 7時~22時

定休日 なし

 

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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