【7月から5か月全額カット】新潟県上越市の中川幹太市長が高卒者への学歴差別発言受け、給与カットを発表 7月19日に臨時議会を開催へ
今年6月議会での高卒者への学歴差別発言で問題になっている、新潟県上越市の中川幹太市長は7月8日、上越市役所で記者会見し、自身の給与を7月から100%・5か月の減額をする考えを明らかにした。
中川市長は、「先の私の不適切な発言により、多くの皆様に多大なるご迷惑とご心痛をおかけしたことに対し、改めて、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。このことについて、去る6月27日の記者会見において、自らの処分として自身の給料の減額を検討している旨をお伝えいたしました。その後、熟慮を重ねる中で、市政に対する信頼を損ねた責任を重く捉え、自らを強く戒めるため、7月から11月までの5か月間の給料の全額を、減額することを決断いたしました」と述べた。
その上で、「まず、私の不適切な発言により、辞職を求める声があることを重く受け止め、私自身の覚悟をお示しするためには、相当の処分が必要と考えました。また、先の記者会見でお尋ねのありました6月期末手当につきましては、公職選挙法に違反しない形で、どのような方法があるかを検討してまいりましたが、手当の相当額を含めて減額することが適当との考えに至りました。そこで、他の首長の事例を参考としつつ、私自身の思いとして、給料の全額を3か月減額することを基本としながら、先の6月期末手当相当額を勘案し、給料を100%、5か月減額することが適当と考えたところであります。あわせて、できるだけ速やかに処分を行う必要があるものと考え、7月の給料から減額することといたしました」と語った。
さらに、「皆様の厳しい声を重く受け止め、自らを律するとともに、初心にかえり、市民の皆様のため、市政の発展のために、引き続き、尽力していくことをお約束したいと思いますので、皆様よろしくお願いします」とコメントした。
なお、中川市長は同件について、議会の議決を得るべく、7月19日に臨時議会を開催し、「特別職の職員の給与に関する条例」の一部改正と「令和6年度上越市一般会計補正予算」を提案する。