新潟市とバイタルネットが災害時協力協定を締結
災害時に一般用医薬品、衛生用品、食料品を優先供給
新潟市は1日、医薬品卸売事業を展開する株式会社バイタルネットと災害時協力協定を締結した。同日、新潟市の中原八一市長と、バイタルネットの一條武代表取締役社長が出席して新潟市役所で締結式を行った。この締結により、災害時に新潟市はバイタルネットから一般用医薬品、衛生用品、食料品などの支援物資を優先的に提供してもらうことができるようになった。なおバイタルネットでは、これまでに6市町村、陸上自衛隊と協定を結んでいるが、政令指定都市と締結するのは初めて。
宮城県仙台市に本社を置くバイタルネットは、被災地へ物資を供給した経験があり、必要なものを必要な場所へ届けるノウハウがある。一方、新潟市では、市民を守るための防災対策の取り組みとして、災害時のための医薬品などの応急的なストックはあるが、この協定により、さらに量・質ともに安定した供給ができるようになる。