【新施設】「ほまれあ」(新潟県三条市)が7月20日オープン、名誉市民ゆかりの資料など展示
旧三条市立図書館が7月20日、改修を終えて、名誉市民ギャラリーなどの機能を持つ施設「ほまれあ」としてオープンする。館内では同日から企画展「岩田正巳展~創造の軌跡~」と連続テレビ小説「虎に翼」展を開始するほか、オープンに合わせて「三条ふるいもの市」も開催する。
新潟県三条市の滝沢亮市長が7月9日の定例記者会見で発表した。
「ほまれあ」は、三条市の名誉市民6人の作品やゆかりの資料などを展示し偉業を伝える「名誉市民ギャラリー」と、市民の文化芸術に触れる機会を創出する「文化芸術ギャラリー」の機能を併せ持つ施設。なお、文化芸術ギャラリーは美術資料の展示のほか、芸術作品の発表の場として市内の文化・芸術団体や一般の人も利用可能。
開場式は20日11時からで、テープカットのほか、愛称提案者への賞金贈呈なども行う予定。
同日から開始する企画展「岩田正巳展~創造の軌跡~」では、三条市名誉市民の岩田正巳氏の作品を、 制作する工程で描かれた下絵とともに展示する。また、愛用の画材や作品の参考資料も公開するという。会期は、9月1日まで。
一方「虎に翼」展は、7月中旬から同番組の新潟編が放送され、俳優の高橋克実さん(三条市出身)が三条市の弁護士役で出演することにちなんだ企画。番組の衣装や小道具などを展示する。こちらの会期は、8月4日まで。
「ほまれあ」のオープンに合わせ、20日はまちなかオープンカフェ「三条ふるいもの市」も開催される。名誉市民が活躍した昭和の時代にちなみ、古着や古本、古物などのレトロなものを集めて出店。ほかにもワークショップやキッチンカーによる飲食など約40店舗が出店する。
「ほまれあ」近隣には三条市立図書館「まちやま」や「えんがわ」、歴史民俗産業資料館、三条鍛冶道場などの施設が集積している。滝沢市長は会見のなかで、「今後はそれぞれの施設が連携しながらイベントを行うなど、街なかのさらなる活性化を図っていく」と話した。
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三条市 「7月20日(土曜日)に「ほまれあ」が開館します!」