新潟県糸魚川市の米田市長が会見、自身の進退について「様々な内容によって判断したい」
新潟県糸魚川市は10日、定例の記者懇談会を開き、8日に市職員の久保田雅樹被告が官製談合事件で起訴されたことに関して、糸魚川市の米田徹市長は自らの進退について問われ、「様々な内容によって判断したい」と語った。
また、一般補正予算第3号についてなどを説明した。
官製談合事件について
米田市長は官製談合事件で市職員が起訴されたことについて、「公務員は秘密を漏らしてはいけない。絶対してはいけないので、徹底しなければならない。公務員としてのモラルの欠如が一番の問題だと思っている」と話した。
また、糸魚川市の責任問題については、「まだ、事件を明確に把握していないし、外部調査委員会からの意見もあるが、本人はもちろん関係部署も責任は取らないといけないと思う」と話した。
五十嵐久英総務部長によると、第三者調査委員会については糸魚川市外の大学教授や弁護士に依頼する方針で、6月中に全5名前後のメンバーの人選を完了させるという。
一般補正予算第3号について
来海沢(くるみさわ)地すべり災害に関する市道などの公共土木施設災害復旧事業が1億2,500万円と最も多く、ほかにサテライトオフィス整備事業が5,125万円、医療人材確保対策事業が3,900万円、救急医療対策事業が2,800万円などとなっている。
サラライトオフィス整備事業は、大手IT企業勤務の外部アドバイザーを活用し、都内の企業などのサテライトオフィスを誘致する。
新型コロナウイルスのワクチン接種について
7日現在の接種実績は、一回目接種が5,556人(うち高齢者3,758人、高齢者施設従事者627人)、2回目接種が1,299人(高齢者336人、高齢者施設従事者19人)で、計6,855人。7日現在の予約数は糸魚川総合病院が4,879人、能生国保診察所が1,325人で計6,204人となっている。
また、14日の週の高齢者接種予定数は糸魚川総合病院が1,350人、能生国保診察所330人、個別医療機関が1,422人で計3,102人となっている。