【明治創業の老舗業者が破産申請へ】鍛造業の國光工業(新潟県三条市)が破産申請へ、負債総額は約7,000万円
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社國光工業(新潟県三条市、設立1968年6月3日、資本金420万円、佐藤琢磨社長)は7月10日、弁護士名で通知を出し、事後処理を海津諭弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所燕三条事務所、三条市)に一任した。
今後は破産による整理を予定している。負債総額は約7,000万円。
國光工業は、明治創業の老舗鍛造業者で1968年6月に法人化。熱間加工において多くの実績を有し、取り扱いとしては、工作機械関連部品、産業用機械部品、農機関連部品、特殊作業工具類、機械部品、自動車部品、治工具など多岐にわたり、1992年5月期は約1億8,500万円の売上高を計上していた模様。
しかし、市況低迷や他社との競争激化等で受注は減少傾向を余儀なくされ、2023年5月期の売上高は約2,900万円に落ち込んでいた。
また、採算的にも恵まれず、資金繰りも限界に達したものとみられ、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。