【長岡新聞】協賛金募金箱を開封「フェニックス花火」の成功へ 長岡花火財団(新潟県長岡市)
「みんなで上げようフェニックス」を合言葉に、毎年行っている協賛金募金が、今年も商業施設リバーサイド千秋「アピタ」(千秋2)1階のセンターコートで始まった。主催は長岡花火財団(高見真二理事長)。
活動初日の6月30日、長岡造形大学の学生ボランティア、NPO法人ネットワーク・フェニックス(大原邦夫代表理事)などの関係者が、市民の思いがこもった三尺玉型の募金箱(「フェニックス花火協賛金募金箱」)を開封。24万7,246円の募金が集まった。
「協賛金で打ち上げる花火」と知ってほしい
大原代表理事は「協賛募金が多く集まることも重要だが、まず、フェニックス花火は、1人ひとりの協賛金で打ち上げられることを広く市民に知ってもらいたい。そして、中越地震から20年の節目の年。全国各地でさまざまな災難が発生している。今年は特別な思いを持ち、被害にあった人たちを元気にする存在になり、これからも、毎年フェニックスを打ち上げて行きたい」と決意を述べた。
募金活動を開始した造形大学の学生たちは、買い物客1人ひとりに、「みんなでフェニックス花火を上げましょう」「ご協力をお願いします」と大きな声で呼びかけた。
ボランティアに参加した男子学生(3年生)は「県外から来て長岡の花火を初めて知った。豪快な花火に驚いた。戦災、震災の復興がこの花火に込められていることに感銘した。少しでもお手伝いができればと思い参加した」と精悍な表情で話していた。今後は7月21日までの毎週日曜日、午前11時~午後1時に活動する。
今年の長岡まつり大花火大会は金、土曜日の週末開催となるため、例年以上の混雑が予想されている。警察、警備員など関係者は雑路事故のない安全・安心な開催に向け、努力を呼び掛けている。
(長岡新聞:2024年7月11日付)
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