【記者会見】花角知事、水俣病患者と面談を受け伊藤環境大臣と懇談
花角知事は、5月に熊本県で行われた水俣病被害者団体との懇談会の中で環境省の職員がマイクの音を切って参加者の発言を遮った問題を受け、7月17日、18日に新潟水俣病の患者団体などが求めていた伊藤環境大臣との懇談を行う。
これを前に花角知事知事は新潟水俣病患らと面会し、被害者からは問題解決に向けて5つの要望が出された。
17日午前の懇談後に行われた記者会見では「被害者らは高齢化が進み一日も早い全被害者の救済と問題解決を国・環境省に訴えている。県として被害者のために、これまで以上にどのような取り組みをするべきと考えていますか」という代表質問に対し、花角知事は「被害に合われた方の日常生活やいわれなき差別や偏見を受けてきた苦しみを率直に聞かせてもらった。12日にもお伺いしてお話をうかがい、要望を頂いた5項目についてはしっかりと受け止めて、可能なものは対応をすすめて参りたいと思います。そして国には、終局的な解決に向けた抜本的な経済制度の見直しを要望してきておりますけれども、これまで以上にはたらきかけをしていきたいと思う」と、コメント。
また、伊藤環境大臣に対し「大臣の式典への出席はこれまでもはたらきかけてきた。これも引き続きやっていこうと思う」と述べた。