新潟県加茂市、斜陽化する冬鳥越スキーガーデンの植栽・花壇整備にガバメントクラウドファンディングを活用
新潟県加茂市は2024年6月22日から、「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)を開始した。市が管理運営する「冬鳥越スキーガーデン」をにぎわい拠点にすることを目的としたプロジェクトで、募集期間は 2024 年6月22日〜9月19日、目標寄附金額は500万円。
「ガバメントクラウドファンディング」は、トラストバンク(東京都渋谷区)が提供するクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。
今回のプロジェクトは、市内の山間部に位置する自然豊かな七谷地域にある「冬鳥越スキーガーデン」をにぎわいの拠点にするべく、「園芸王子」の愛称でお馴染み、新潟県出身の園芸デザイナー・三上真史氏へ施設内の花壇のデザインを依頼し、その花壇の整備・維持を通じた、市民と一緒に地域活性化に取り組むもの。
寄附金は、花壇を整備・維持するプロジェクトの一部に充てられる。
冬鳥越スキーガーデンは、バラ園や円形の花壇だけでなく、木造車両の展示やスキー場としての開放もされることから、四季折々で楽しめるスポットとなっていたが、少雪や酷暑の影響で近年は利用者数が減少傾向にあった。
藤田明美加茂市長は「今回のプロジェクトをきっかけとして、市内外の皆さんから関心をお寄せていただくことで、かつてのにぎわいが戻ってくるものと信じている」とメッセージを送っている。