【キシャメシ】県内きってのラーメン激戦区で味わう 繊細でまろやかな旨味広がる一杯(新潟県長岡市)
ひとには誰しも、ここだけは教えたくないという店のひとつやふたつあるだろう。筆者にとって、本日紹介するこのお店がそうである。
場所は老舗の有名ラーメン店が数多く並び、新規出店も後を絶たない新潟県きってのラーメン激戦区「長岡市宮内エリア」。車で5分以内の場所に”青島食堂”や”いち井”などの魅力のあふれるラーメン屋が並ぶ。
そんな数あるラーメン店を押しのけて、どうしても食べたくなってしまうラーメンがここにある。それが「Ramen DanoDano」だ。
DanoDanoでは、定期的に限定麺が更新される。7月の限定麺はRamen煮干し05(冷)。冷やし中華のようなイメージだろうか。
白湯とひどく悩んだが、相変わらず暑い日が続いていることもあり自ら汗をかくためRamenネギ醤油をチョイス。そして、DanoDanoで忘れてはいけないお肉ごはんを購入した。
食券を渡して待っているとほどなくして着丼。
特徴的なのは低温調理されたピンク色のチャーシュー。これが柔らかく、味がしっとり染み込んでいて、上品な舌触りのスープによく合う。
DanoDanoのすごいところは、スープをひと口すすると「うまい」と思わずため息が出てしまうところ。煮干しの出汁を感じられる箇所と、醤油の旨味を感じられる箇所が丼のなかで分かれているので、Ramen醤油を食べるときはぜひ、混ぜる前に四隅のスープを掬って飲み比べてほしい。
麺は中太、ツルツルで硬さが程よい。写真には映っていないが、ネギの下には揚げエノキが入っていてこれがまた旨いんだな。
続いて、肉ごはんは同じ低温調理のレアチャーシューがこの値段で良いのかというレベルで乗っている。そして中央の葱ダレがとにかく旨い。チャーシューにもご飯にも合っていて、ラーメンのスープと交互にいただけば最高のマリアージュが完成する。
ちなみに、セルフのコーヒーや持ち帰り用のシフォンケーキは各100円。サービスが多様なのも嬉しいポイントだ。
澄んだ醤油の旨味と煮干しの上品な香りが絶妙で、ついついRamen醤油やネギ醤油を頼んでしまうが、白湯ラーメンのまったくくどさのない優しいスープも恋しくなる。この美味しさをまだ知らないひとがいるなら教えたいような、でも教えたくないような……。
記事を書きながらDanoDanoの味を思い出して、長岡に用事を作らねばなあと思う。
(編集部AI)
【Ramen DanoDano】
住所:新潟県長岡市曲新町597-1
営業時間:11時~15時、17時~20時
定休日:水曜日
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【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。