【ウクライナへの祈りを込めて】長岡花火を描いた数量限定「魅惑の化粧箱」が今年も発売、岩塚製菓と折り紙アート作家・相波葉子さんのコラボ(新潟県長岡市)
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初掲載:2024年7月25日
岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)は7月23日、長岡まつりの時期に合わせ、折り紙アート作家・相波葉子さんとのコラボレーション商品「魅惑の化粧箱」(1,620円 税込)の販売を開始した。パッケージに和紙で描かれた長岡花火をあしらった米菓のセット。同コラボは今年で4回目で、今回は花火とともに夜空を舞う不死鳥に、ウクライナと平和への想いを込めた。1000箱限定商品で、長岡駅ビルCoCoLo長岡1階の「LACOTE Iwatsuka」で販売している。
相波さんは長岡市小国町在住で、20年ほど前から折り紙によるアート作品を制作している。折り紙と和紙のこよりで描かれた風景は、精緻であるとともに見る者へどこか懐かしさを感じさせ、国内のみならず海外でも評価が高い。
岩塚製菓と相波さんのコラボ商品「魅惑の化粧箱」は、2021年から毎年夏に販売している。岩塚製菓の米菓7種14袋入りのセットで、パッケージには例年、長岡花火を描いた相波さんの作品を採用。今年は2023年に制作された作品「平和の祈り」が箱を彩った。
同作品は長岡花火とともに3色の不死鳥が夜空を舞い、地上にはヒマワリが咲き誇る。相波さんは「毎回描いている白い不死鳥とともに、今回は青と黄色の不死鳥やヒマワリ(ウクライナの国花)を配して、ウクライナの戦争が早く終わるようにと祈りを込めた。長岡市民は、鎮魂や復興など様々な想いを長岡花火に感じていると思うが、そこにウクライナへの想いを融合できないかと考えた」と話す。
相波さんによると、作品を一つ作るのには1カ月ほどかかり、毎回花火を表現するこよりを作るために指が痛くなるほどだという。売り場には、そうして心血を注いで制作した「平和の祈り」の原画も展示されている。
なお、今回の展示の後、同作品はベトナムの国立ハノイ大学へ寄贈される。2025年にハノイで国際芸術シンポジウムが開催され、そこで相波さんの作品が紹介されるのに伴っての寄贈だ。「海外へ行く前に、ぜひ見に来てほしい」(相波さん)という。
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