【国交省集計(確定値)】2023年の新潟県内の延べ宿泊者数は前年比約14%増、一方で感染症禍前の水準には届かず

延べ宿泊者数の推移(年別) 新潟県分(北陸信越運輸局報道資料より)

2023年の新潟県内での延べ宿泊者数は959万人泊で、前年比14.2%増加した。

国土交通省北陸信越運輸局が7月18日、観光庁の宿泊旅行統計調査2023年(確定値)が公表されたことを受け、管内(新潟県、長野県、富山県、石川県)の集計結果を取りまとめて公表した。

それによると、2023年の管内4県合計の延べ宿泊者数は、4,021万人泊で、前年比24.9%増(新型コロナウイルス禍前の2019年比では4.2%減)だった。うち、外国人延べ宿泊者数は、310万人泊で前年比682.8増%(同8.8%減)。日本人延べ宿泊者数は、3,711万人泊で前年比16.7%増(同3.8%減)となった。

2023年の延べ宿泊者数 新潟県分(北陸信越運輸局報道資料より)

県別の集計では、新潟県の延べ宿泊者数が959万人泊で前年比14.2%増(同12.3%減)。うち、外国人延べ宿泊者数は、35万人泊で前年比294.7%増(同28.2%減)。日本人延べ宿泊者数は、924万人泊で前年比11.2%増(同11.6%減)だった。

管内の年計で新型コロナウイルス禍前の水準を上回ったのは、富山県の延べ宿泊者数(393万人泊、前年比28.2%増、2019年比3.3%増)と、日本人延べ宿泊者数(369万人泊、前年比22.1%増、2019年比7.2%増)。そして、石川県の外国人延べ宿泊者数(103万人泊、前年比1,078.2%増、2019年比4.3%増)のみだった。

北陸信越運輸局の担当者は「新潟県においては、冬から春先まで落ち込み、夏に盛り上がりを見せる傾向にあります。いかにグリーンシーズンに日本人や外国人の旅行客を取り込むかが鍵。また、今後は佐渡が注目を集めるチャンスになります。世界遺産登録に期待したい」とコメントしている。

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