【女性に資金洗浄を指示か】「身柄拘束される」、新潟県聖籠町で特殊詐欺被害が発生

新潟北警察署

新潟北警察署は7月24日、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の届出を受理し、現在捜査中であると発表した。

被害に遭ったのは、新潟県聖籠町在住の40歳代の女性。6月4日、女性の携帯電話に通信事業者を名乗る男性から電話があり、「サイト料金未納で裁判になっている。30万円払わないと身柄拘束される。身に覚えがなければ返金される」などと言われ、女性は指定された口座に30万円を振り込んだ。

また、「個人情報保護委員会」や「内閣サイバーセキュリティセンター」なる組織を名乗る男性から電話があり、「あなたのスマートフォンが原因でウイルス感染被害が出ている」、「賠償金を支払わなければならないが、支払いは保険で行うので保険加入費用が必要」などと言われ、未納料金や賠償金などの金銭を要求された。

それを受け、被害に遭った女性は言われるがまま、6月7日までの間、2回にわたり計100万円を送金し、だまし取られた。

その後、「保証協会」なる組織を名乗る男性から電話で「賠償金の支払いが保険金では足りない」、「30万円を融資するので、電子マネーカードを購入して支払ってほしい」などと言われ、女性は口座に振り込まれた現金で電子マネーカードを購入し、コード番号を相手に伝えた。

警察によると、上記の行為は犯罪者たちが不正に得た金銭を資金洗浄(マネーロンダリング)させる目的で、女性に30万円を振り込み、電子マネーカードを購入させたものとみられている。

そして、7月1日、金融機関から被害に遭った女性に確認があり、女性は被害に気づき、警察に相談した。

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