【有効期限を誤って発行】新潟県燕市が69世帯に誤った有効期限を記載した保険証を送付
新潟県燕市は7月25日、国民健康保険被保険者証の発送において、委託事業者の作業誤りにより、誤った有効期限を記載した保険証を送付する事案が発生したと発表した。
被保険者宛てに保険証を送付する際、一部の人に対して、本来は有効期限の短い「短期被保険者証」または「資格証明書」を発行すべきところ、保険証を一括発行するためのデータを、委託事業者が一部誤ったデータを使用し作成したことにより、69世帯に有効期限1年間の保険証を誤って発行し、送付していたことが判明。
なお、本事案に伴う第三者への個人情報漏洩やマイナ保険証の利用への影響はない。
7月19日、社会保険加入に伴う国民健康保険脱退の手続きをするために燕市役所に訪れた人から、有効期限の誤った保険証が届いた旨の話を受け、本事案が判明した。(7月22日現在、該当世帯のうち、上記事案判明契機となった人を含む3世帯については、燕市役所に直接来庁した際に、誤って送付された保険証は返却済み)
今後について、燕市は返却済みの世帯を除いた世帯については、後自宅への訪問などを行い、誤って送付した保険証を返却してもらう予定だという。また、その際は、該当世帯へ同市から事前に通知するとともに、訪問時には同市職員の身分証を提示するとしている。
加えて、燕市はそれ以外の世帯に保険証の返却のために訪問することは絶対にないので、不審な電話や訪問者があっても絶対に渡さないでほしいと注意喚起している。
再発防止策について、燕市は「本件は、保険証を一括発行するためのデータを作成する際、委託事業者による作業において、一部誤ったデータを使用して作成したために発生しました。今後は、委託事業者における作業手順・チェック体制の見直しを徹底させるとともに、市においてもチェック体制の強化を図るなど、再発防止に努めてまいります」としている。