【Q1決算】東北電力株式会社(仙台市)が決算を発表、燃料費調整制度のタイムラグなど影響し減収減益
東北電力株式会社(仙台市)は7月31日、2025年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高6145億6,300万円(前年同期比3.0%減)、営業利益939億5,700万円(同19.6%減)、経常利益901億3,500万円(同20.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益605億6,600万円(同23.5%減)となった。(100万円未満切捨て)
売上高は、燃料価格の低下による燃料費調整額の減少などから、6,145億円となり、前年同四半期に比べ、190億円(3.0%)の減収となった。
経常利益は、燃料費調整単価の上限超過解消による収支改善影響があったものの、収支悪化要因として、燃料費調整制度のタイムラグ影響による差益の減少があったことなどから、前年同四半期に比べ、229億円減(20.3%)の901億円となった。
発電・販売事業の販売電力量(小売)は、前年に比べ春先の気温が低かったことによる暖房需要の増加があったものの、競争の進展による契約の切り替えなどから、前年同四半期に比べ3.0%減の140億kWhとなった。
このうち、電灯需要は、0.8%増の41億kWh、電力需要は、4.5%減の99億kWhとなった。また、販売電力量(卸売)は、卸電力市場取引が増加したことなどから、60.4%増の35億kWhとなった。
この結果、東北電力の販売電力量(全体)は、5.3%増の175億kWhとなった。
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