【事務処理を未処理で放置】新潟県十日町市が中里支所勤務の職員を懲戒処分、過去にも同様の行為
新潟県十日町市は8月1日、十日町市中里支所勤務の40歳代の主査職員に対し、同日付けで懲戒処分を行ったことを公表した。
この職員は、2022年度と2023年度の行政財産使用許可に関する事務計4件(合計7万46円)について未処理のまま放置したほか、庁舎の清掃業務に関する支払事務1件(2万3,500円)を滞らせた。
加えて、業務の進捗報告を求めた上司に当該事務の遅延を報告せず、業務に支障をきたした。
なお、同職員は過去にも同じような理由で計6件約66万円の支払い事務を滞らせ、懲戒処分を受けている。
上記の内容により、同職員は戒告の懲戒処分と降任(主任に降任)の分限処分を受けた。加えて、同職員の上司(管理監督職員)3人に対しても、口頭厳重注意の処分が行われた。
この件を受けて十日町市の関口芳史市長は「日頃より、職員には、適正な事務処理について厳格に指導して参りました。しかし、再三の指導にもかかわらず、このような事件の発生により市民の皆様の信頼を裏切る結果となりましたことは誠に遺憾であり、市民の皆様に深くお詫び申し上げます。今後も引き続き、事件の再発防止に万全を期すとともに、全職員が一丸となって市民の皆様の信頼回復に向けて全力を尽くしてまいります」とコメントしている。