【夏の星座と焚火を満喫】休暇村妙高のスターパーティープラン、家族でつくる「忘れられない夜」(動画あり)
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初掲載:2024年8月3日
天の川に一番近いリゾートへ
私たちは、きわめて深い意味において「星の子」なのである ―カール・セーガン―
遺伝子中の窒素も、歯の中のカルシウムも、血液中の鉄も、アップルパイの中の炭素も、すべては壊れゆく星の中で作られた。アメリカの天文学者、カール・セーガンはその意味で「私たちは星でできている」という意味の言葉を残した。
太古の昔から人間は星を標(しるべ)とし、星に祈りをささげた。星を見上げる行動は、人間の本質に去来するものなのかもしれない。それは最もシンプルに、日常の自分を俯瞰で見る方法だ。ましてや満天の星空に抱(いだ)かれる「舞台」に身を置くことは、最上級の非日常なのだろう。
星空を満喫したい、ならば妙高高原だ。
遮蔽物のない高地には、当然のように人工光もほとんどなく、不純物が少ない澄んだ空気も相まって星空観望にはこの上ない土地だといえる。ウィンターリゾートとして、国内外から注目を浴びる妙高エリアだが、むしろ四季折々に見せる自然の表情に魅力がある。夏の星空は、妙高の自然が持つ鉄板コンテンツだと言える。
妙高エリアの各宿泊施設では、星空を満喫するナイトツアー的なアクティビティを宿泊プランに盛り込んでいるところも多い。
中でも休暇村妙高(妙高市関山)の「スターパーティープラン」が群を抜いて魅力的だ。夏休みのすべてがそこにある、と言って良いくらい。
忘れられない夜に会いにいく
休暇村妙高のスターパーティープランだが、2024年は5月18日から9月30日まで利用できる。1日2組限定。
焚火と満天の星空、この二つのアウトドア成分を、ゆったりとリゾートホテルに宿泊しながら十分に満喫できるというこのパッケージ。
ある種、グランピングよりもさらに快適で贅沢なアクティビティと言えまいか。これも休暇村妙高の園地内に設えられた「妙高ベース」があればこそだ。
妙高ベースは、言ってみれば「プライベートテントサイト」だ。昼も夜も楽しめるのが良い。早い時間に着いて、妙高の自然を満喫しながらアウトドアを楽しむのがお勧め。妙高ベースを拠点にして周辺散策に向かうもよし、妙高の自然を肌で感じながらテントサイトでゆっくりするもよし。プラン宿泊者は妙高ベースを自由に利用できるのがありがたい。
遊び疲れてホテルに戻ると、極上の温泉と季節の会席コース。このあたりが、キャンプやグランピングよりゆったりできて良い。アウトドアを十分に味わいながら、食事と就寝はホテルクオリティ、この安心感。
温泉に入って、豪華な食事を楽しんだら、再び妙高ベースへ。周囲はとっぷり暮れる中、焚火を囲もう。大昔から、人は火を囲んで団らんを味わった。火を囲むと人は、素直になる。焚火の前で家族は、一段上の「仲良し」になれる。プランについてくる「マシュマロ」を焚火で焼いて食べたり、盛り上がること間違いなし。
人工の光も一切届かない、聞こえる音といえば虫の声、野鳥のさえずりと焚火のはじける音。都会に暮していては絶対に巡り合えない夜の静寂(しじま)に出会う。何もないからこそ存在する非日常、これは何物にも代えがたい。
そして・・・
空を見上げると、宝石箱をひっくり返したような満天の星空が、妙高の澄んだ空気の向こうに広がる。ちょっと現実離れし過ぎた光景に、家族で息をのむ。
北斗七星や天の川を探してみる、白鳥座のペテルギウスも。8月には運が良ければペルセウス座流星群に出会えるかも。天体の知識などなくても大丈夫、星座観察用双眼鏡をレンタルできるので、誰でも気軽に星座観望を楽しめる。
こうして大人も子供も、忘れられない思い出の夜が、家族にひとつ刻まれる。
スターパーティープランは3名1室の利用で1人14,500円~という利用料金。
夏休みの思い出づくりに。
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