【トキ繁殖状況】令和6年は全国7施設で37羽が孵化、31羽が巣立つ

佐渡市農林水産部農業政策課 画像提供

佐渡トキ保護センターは8月6日、令和6年のここまでの飼育下におけるトキの繁殖結果を報告した。

今年は、全国7施設の 23 ぺアで繁殖に取り組み、37 羽が孵化し、このうち31 羽が巣立った。

繁殖ペアは、前年にマッチングした19ペアのうち7ペアを解消し、新たに11ペアを形成。3月 12 日の初産卵(BO ペア)から、6 月 6 日の最終産卵(CN ペア)までの間に、計 124 個の産卵があり、うち 62 個が有精卵と確認された。

この62 個の有精卵のうち、25 卵は、発育中止や破卵により孵化に至らなかったものの、自然孵化により 21 羽、人工孵化により 16 羽、計 37 羽のヒナが誕生。誕生した 37 羽のうち、自然孵化の 4 羽と人工孵化の 2 羽は育雛中に死亡したものの、残る 31 羽のヒナが巣立ちした。

この結果、国内の飼育下におけるトキの総個体数は 175 羽となった。

 

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