【Q1決算】北陸ガス(新潟市中央区)、業績予想の上方修正を発表
北陸瓦斯株式会社(北陸ガス、新潟市中央区)は8月8日、2025年3月期第1四半期連結決算を発表した。
売上高132億1,400万円(前年同期比9.6%減)、営業利益5億8,900万円(同30.2%減)、経常利益6億8,200万円(同27.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億9,100万円(同54.0%増)となった。
当第1四半期連結累計期間(2024年4~6月)については、前年に比べ気温が高く推移したことにより給湯・暖房用需要は減少したものの、業務用の顧客の設備の稼働の増加によりガス販売量は前年並みとなった。
一方、原料費調整に伴うガス料金単価の引き下げにより、売上高については前年同期に比べ14億600万円減少の132億1,400万円となった。
営業費用については、LNG(液化天然ガス)価格が前年に比べ低く推移し原料費が減少したことにより、前年同期に比べ11億5,100万円減少の126億2,500万円となった。
なお、同社グループの連結業績は、季節的変動の著しいガス事業の占めるウェイトが高いため、ガスの需要期である冬期を中心に春先にかけて、売上および利益が多く計上される。
業績予想の修正
北陸瓦斯は同日、業績動向を踏まえ、2024年5月15日に公表した業績予想の修正を発表した。
2025年3月期通期連結業績予想数値の修正(2024年4月1日~2025年3月31日)では、売上高を632億円から637億円(0.8%増)に、営業利益は前回5億3,000万円の損失から8億円の利益に、経常利益は前回3億2000万円の損失から8億円の利益に、四半期純利益は前回1億8000万円から13億6,000円(655.6%増)にそれぞれ上方修正した。
北陸瓦斯は業績予想の修正理由について、当第1四半期連結累計期間の業績及び需要動向を踏まえガス販売量は計画を下回る見通しである一方、同社が2024年10月に実施予定のガス料金の改定により売上高は増加することから、営業利益以下の各利益が増加する見込みであり、 連結・個別とも2024年5月15日に公表した2025年3月期の業績予想を上方修正すると説明している。
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