【キシャメシ】「ハオハオラーメン~好きよっ!」、好好麺飯(新潟県長岡市)
長岡駅からほど近い殿町にある「好好麺飯」(ハオハオラーメン)。記者が生まれるずっと前から、この店はあったらしい。記者が、長い放浪生活を終え、地元に戻って来たときに一番に入った店がここだった。だいぶ前にはなるが、テレビコマーシャルも、やっていたらしい。この記事のタイトルは、そのときのキャッチ・フレーズ。
店内には、猫の写真や絵が、びっしり飾られている。猫好きのマスターのいる町中華だ。店内は、カウンターのみのこじんまりとした佇まいで、数人座れば、ほぼ満席になる。お昼の時間を過ぎれば、常連客がビールを飲みながら、マスターと気さくに会話を楽しんでいる。地元の人たちに愛されているお店だ。
チャーハンが定評の同店だが、今回はタンメンの大盛を注文した。
この日、大盛りで注文されたタンメンは、ボリューム満点の野菜が山盛りに盛り付けられており、目を引く一品だった。
スープは鶏ガラベースのあっさりとした味わいで、透き通った黄金色が食欲をそそる。中太麺のストレート麺はしっかりとしたコシがあり、野菜のシャキシャキとした食感とともに、口の中で絶妙なハーモニーを奏でる。食後には身体の芯から温まる感覚が残り、満足感に包まれる。
「これは、うまい!」
―仕事でなければ、餃子やビールも一緒に楽しみたかった―
そんな誘惑にかられながら、残念な気持ちで店を出た。プライベートでも、仕事の合間でも、ほっと一息つけるアットホームな店。それが、好好麺飯(ハオハオラーメン)
老舗の味を堪能しながら、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
(記者・Y)
好好麺飯(ハオハオラーメン)
電話番号:0258-35-7485
新潟県長岡市坂之上町1丁目6−6
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。