【Q1決算・業績予想修正】岩塚製菓(新潟県長岡市)が主力商品の好調で増収増益、北海道の新店舗「ウタリちとせ」が予想を超える来店客
岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)は8月9日、2025年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高は59億6,500万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は2億8,000万円(同113.0%増)、経常利益は4億2,700万円(同56.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億2,200万円(同94.8%増)となった。
売上高の増加は、主力商品「味しらべ」や「田舎のおかき」などの販売好調に加え、北海道における新規店舗「ウタリちとせ」の予想を上回る売上が寄与した結果。営業利益の増加は、製造部門での生産性向上と原価低減の効果が現れたことが要因である。
業績予想を上方修正
岩塚製菓は同日、2024年5月14日に公表した業績予想の修正を発表した。
2025年3月期第2四半期連結業績予想は、売上高が117億円(前回発表比9.9%増)、営業利益が3億円(同増加額3億円)、経常利益が30億円(同130.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が20億円(同122.2%増)、1株あたり中間純利益が192円30銭(前回発表は86円53銭)となった。
2025年3月期通期連結業績予想は、売上高が240億円(前回発表比4.8%増)、営業利益が6億5,000万円(同62.5%増)、経常利益が35億円(同59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が24億円(同60.0%増)、1株あたり当期純利益が230円76銭(前回発表は144円22銭)となった。
業績修正の背景には、主力商品の販売が堅調に推移し、増産に伴う生産性の向上や原価低減の効果が寄与したことがある。特に経常利益の大幅な増加には、同社が保有するWANT WANT CHINA HOLDINGS LIMITED.からの配当金の増額も影響している。
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