北陸信越運輸局(新潟市中央区)が地域の観光資源を活用したプロモーション事業や「にいがた庭園街道」インバウンドコンテンツ造成事業などを発表

北陸信越運輸局の野津真生局長

国土交通省北陸信越運輸局(新潟市中央区)は15日、定例の記者懇談会を開催し、地域の観光資源を活用したプロモーション事業や、「にいがた庭園街道」インバウンドコンテンツ造成事業についてなどを発表した。

観光庁は、観光先進国に向けて、地方運輸局と自治体や交通事業者等の広域的な連携による「地域の観光資源を活用したプロモーション事業」を実施し、それにより得られた各種データを日本政府観光局(JINTO)と共有することで、さらなる戦略的な事業展開につなげていく仕組みを作っている。

2030年の三大都市圏以外の地方部での外国人延べ宿泊者目標数1億3,000万人泊のうち、北陸信越運輸局管内では1000万人泊を目指し、今年度は9つのプロモーション事業を実施する。

そのうち新潟県は「アジアスノープロモーション事業」、「Tokyo-Osaka via Hokuriku 戦略的情報発信事業」、「ALLシーズン・マウンテンリゾートプロモーション事業」、「越前ー越中ー越後ー匠街道プロモーション事業」の4つのプロモーション事業に関わり、地方誘客の加速化に協同する。

また、同局では観光地域づくり法人(DMO)と連携し、訪日外国人旅行者の消費額向上を目的として、観光庁・日本政府観光局(JNTO)による情報発信「Enjoy my Japan グローバルキャンペーン」(※)等に対応した高付加価値な滞在コンテンツ造成事業である「にいがた庭園街道」インバウンドコンテンツ造成事業を実施する。

「にいがた庭園街道」は新潟県を代表する日本庭園と豪農・豪商の館や寺院・町屋など伝統建築が集中している全長約150kmの街道であり、昨年度に同局で実施した調査事業において、インバウンドへの訴求力があることが確認されている。このことから、調査結果を最大限活用し、地域の歴史文化と結びつけたストーリー性のあるコンテンツを造成していくという。

※全世界での訪日促進を目的に日本政府観光局(JNTO)が2018年2月に開始したキャンペーン。欧米豪(欧州、北米、豪州)市場を中心に存在する「海外旅行には頻繁に行くが日本を旅行先として認知・意識していない層」をターゲットに「日本が、誰もが楽しむことができる旅行目的地」であることを複数年にわたりアピールしている。

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