三条市立大学(新潟県三条市)の学生による学生消防隊が発足
三条市立大学(新潟県三条市)の学生による三条市消防団学生消防隊が1日に発足し、15日には諸橋一徳消防団長が団員の学生14人へ辞令を受け渡す発足式を開催した。
記念すべき同学生消防隊の1期生には、三条市立大学の学生14人が入隊。今後、防災行事のサポートや、各種訓練への参加、防火への啓発などを主な活動内容としていく。また、1年間以上隊に所属した学生には、就職活動の際に自己PRなどで活用できる証明書が交付されるという。
なお、隣接する三条看護医療歯科衛生専門学校、もしくは市内在住の18歳以上の学生も参加可能である。
諸橋団長は辞令交付後、地元産業に深く関わる三条市立大学に関連して「ものづくりに携わるにおいては一点からの視点だけでなく、多くの人との交流やあらゆる角度からの検分が必要となる。今後の消防団活動でそうした力を身につけ、活動を実のあるものにしていただきたい」と学生たちへ語りかけた。
学生たちは発足式では、実際の制服を着用して出席。厳粛な雰囲気に皆緊張した面持ちだったが、記念撮影の時には各々制服を誇るようにポーズをとった。
県外出身の男子学生は「応急救護などの経験も積んで、将来に役立てられたら」と意気込みを語る。県外出身であることから土地勘など大丈夫か尋ねると「少し不安だけど、少しずつ身につけていきたい」とはにかんだ。
学生消防隊は20日7時から、市役所庁舎で行われる水害対応総合防災訓練に早速参加する。
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