【移住促進住宅募集中】新潟県三条市が下田地域の空き家を募集中、10年間の固定資産税相当額を市が負担
移住促進住宅として活用されている三条市田屋の物件 画像提供 三条市
新潟県三条市は、移住促進住宅として整備する予定の同市下田地域の空き家などを募集している。
「移住促進住宅」は、三条市への移住・定住の促進に向け、同市が下田地域の空き家を借り上げて整備し、市外からの移住者に貸し出す取組。
入居が可能な対象者は、三条市外からの移住者で、三条市と別の賃貸契約を締結する。なお、入居費用は月額4万4,000円（家賃4万円＋管理費4,000円）となっている。
三条市がこれまでに整備した移住促進住宅は3軒。いずれも募集と同時に入居者が決定し、全ての物件に現在も移住者が入居中。
今回の募集では、下田地域に所在する居住を目的とする建築物で、現在、誰も居住していないか、空き家になる予定がある建築物を募集している。
応募後は、三条市が現地調査等で物件の築年数、状態、見込まれる改修費用などの審査する。審査の結果、「移住促進住宅」としての活用が決定した場合、三条市と物件所有者が10年間の賃貸契約を締結する。
この際、見込まれる改修費用などは三条市が負担する。
上記の賃貸締結により、物件所有者が納税した固定資産税の額を当該期間、三条市から賃借料として支払われるという仕組みになっている。
なお、物件の状況などによって、「移住促進住宅」として活用ができないことがある。その際は、「三条市空き地・空き家バンク」への登録を案内するとのこと。
移住促進住宅として活用されている三条市駒込の物件 画像提供 三条市
三条市下田地域は豊かな自然が魅力的な土地。三条市の担当職員によると、実際に下田地域へ移住した人からは、温かい人間性の近隣住民のサポートを受けて自然豊かな環境の中で子育てができるという魅力や、野菜作りなどを通じて近隣住民と交流することができるという魅力があり、好評の声が聞かれるという。
移住促進住宅の進捗や詳細については、三条市のホームページや同市が運営する「note」などで公開されている。
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