【続報・同行者が通報し発覚】中ノ岳で滑落した男性の死亡を確認、8月17日と18日には悪天候のため救助を中断(新潟県南魚沼市)

8月17日、新潟県南魚沼市清水瀬地内の中ノ岳において、2人で登山中に滑落し、頭部などを負傷した70歳代男性の死亡が、8月19日8時49分に確認された。

8月17日10時55分、同行者が警察に「(70歳代男性が)200メートルくらい滑落しました。頭から血を流しています」と通報し、救助要請がなされていた。

8月17日、通報を受けた警察と消防が連携し、救助隊が結成されて現地へ向かったが、台風接近による苛烈な暴風雨のため防災ヘリが接近できず、また徒歩で向かった救助隊も荒天に行く手を遮られ、やむなく救助活動が断念された。翌日の8月18日も同様の理由で捜索ができない状況だった。

そして、8月19日8時49分、清水瀬地内の中ノ岳の8合目付近の登山道から200メートルほど下に行った場所で、救助隊員が頭部などを負傷した70歳代男性を発見した。

発見された男性は、新潟県警のヘリに収容されたが、その場で死亡が確認された。

その後の調べで、死亡が確認された男性は、東京都在住の70歳代男性と判明した。死因は外傷性緊張性気胸、多発肋骨骨折。

男性の同行者によると、70歳代の男性は登山歴30年以上のベテラン登山者だったという。

警察は、事故当時の現場が悪天候で足場が悪い状態だったことから、死亡した男性は何らかの理由で足を踏み外し、滑落したものとみて捜査を続けている。

 

 

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【Googleマップ 新潟県南魚沼市清水瀬 中ノ岳】

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