【負債総額は約2,900万円】「テレワーク先駆者百選」の株式会社Muku.(ムク、新潟県三条市)が破産
東京商工リサーチ新潟支店によると、デザイン業・WEBサイト制作などの株式会社muku.(新潟県三条市、設立2013年7月1日、資本金200万円、田中栄二社長)は8月8日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。
なお、申請代理人は村山雄亮弁護士(弁護士法人新潟シティ法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には坂西哲昌弁護士(片桐・坂西・阿部法律事務所、新潟県三条市)が選任された。負債総額は約2,900万円が見込まれる。
同社は2013年7月に設立された事業体で、デザイン業やWEBサイト制作などを主体に、ブリザードフラワーの販売なども手掛けていた。また、テレワークの導入・活用を進め、2021年には総務省が実施している「テレワーク先駆者百選」にも選ばれていた。
業績面において、設立後暫くは概ね1,000万円台の売上高で推移していたが、2022年以降は5,000万円台に伸長していた。しかし、採算的には恵まれない状況が続いていたほか、その後も主力顧客との取引減少といった事象も生じ、事業継続は困難と判断し、今回の措置に至った。