【キシャメシ】昨年キンプリのメンバーが来店したと噂の長岡生姜醤油ラーメン人気店「ラーメンいちまる」を巡礼
午前中は仕事で長岡へ。「ランチには少し早いかな」という時間だが、こういうタイミングで普段はなかなか行けない人気店をチェックしたいところだ。
そういや・・・長岡といえば、キンプリ(King&Prince=旧ジャニーズのユニット)のメンバーが来店としたとネットで噂になったラーメン店があったな。記者もいい歳になり、ミーハーを一切隠さなくなった。迷わずGOだ。
キンプリは2023年5月22日をもって5人ユニットでの活動を休止し、現在は2人組に。ジャニーズ方面にはそこまで明るくない記者ながらも、キンプリは良いグループだなと思っていた。デビュー曲のMVで、王子様コスに包まれた彼らにはジャニーズ王道の系譜を感じさせ、かっこよかった。いつかまた5人で活動する時が来るのだろうか。
長岡での「遭遇情報」はネットから。昨年5月の冠番組「キンプる」最終回で新潟県ロケがあり、番組内では登場していないものの、メンバーのうち3名(あえて名前は出さないが)がプライベートで立ち寄ったとされているのが、長岡駅東口にほど近い「ラーメンいちまる」だったという。ただ、なにせネットの情報は玉石混交、「真偽」が「審議」なのだ。
入店して券売機の前で横を見るとキンプリの特大ポスターが記者の目に飛び込む。さっそく確定演出か?
ここは、昼はラーメン店としておなじみだが、夜は居酒屋になる。12時前にも関わらず席がかなり埋まっているところを見ると、キンプリ効果とは別にデフォルトで人気店の姿がある。
記者は「越後長岡生姜醤油ラーメン」(税込850円)をチョイス。「新潟5大ラーメン」と言うが、本来の意味で新潟オリジンなのは燕三条系ラーメンと長岡の生姜醤油ラーメンの2種だけではないか、と思っている。
食券を出した後、何食わぬ顔で店内を偵察。有名人のサインはあるが、キンプリのものではない。レイアウトは確かに居酒屋然としたもの。夏休みだからか客層はかなり若い印象。
ややあって「越後長岡生姜醤油ラーメン」着丼。着丼の際に、思い切ってスタッフに聞いてみる「あのう、ネットで見たんですけど、キンプリメンバーが来たお店ってこちらですか?」。スタッフは「ああ」と笑顔で、入口附近のポスターに目をやると「だいぶ前ですよね」「残念ながら私はその時いなかったのですが、従業員の話では・・・」と言う。これ正解、で良いよね。
さてキシャメシに戻る。着丼したラーメンを、まずはスープから。おお、良いね。醤油の深みと刺激的な生姜のパンチ。だが、とがった感じはない。チャーシューは薄めのスライスが3枚。中太、ややちぢれ麺。長岡生姜醤油の真ん中、美味い。ランチタイムはご飯が一杯無料で付くのも嬉しい。記者にとってはプレシャスな一食になった。
同店には豚骨背脂の「燕ホワイト(商標登録済)」なるラーメンもあり、新潟2大ラーメンが同時に楽しめる。駅至近にこのような店があれば、旅行者には喜ばれること請け合いだ。
「またいらしてくださいね」帰り際のスタッフの対応があたたかい。それは「見るからにおじさんなのに、キンプリの聖地巡礼なんて(イタいかも)…でも大丈夫よ、多様性の時代なのだから」という優しさを含んだまなざしのようにも映った。
(編集部I)
【ラーメンいちまる】
新潟県長岡市台町1丁目8-20
営業時間 11:00~23:00
定休日 日曜
<グーグルマップより>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。