【ロープが絡まり航行不能】直江津港沖で船が故障、船長の50代男性を救助(新潟県上越市)
上越海上保安署によると8月26日、新潟県上越市の直江津港沖で50歳代の男性を乗せたプレジャーボートのエンジンがかからなくなり、その後同署の巡視船「たつぎり」で救助されるという事案が発生した。
8月26日13時44分、船長である上越市在住で50歳代の男性から、海上保安庁の指令センターに「直江津港沖の海上でプレジャーボートのプロペラにロープが絡まり航行できなくなったので救助して欲しい」旨の118番通報があった。
乗船していた男性は、8月26日早朝に1人で乗船し、タイなどを釣る目的で上越市直江津港付近のマリーナから出港した。
そして、同日13時ころに釣りをやめて帰港するために航行を開始した直後にドンという衝撃を受けて停船した。
その後、プロペラに漂流ロープが絡んだことを確認し、自力で復旧を試みたが不可能であると判断し、同日13時44分に118番通報した。通報を受けた上越海上保安署は、巡視艇たつぎりを出動させ、同日15時9分、事故船舶を発見し救助を開始した。
そして、同日17時8分、上越市関川河口沖の海上において、事故船舶に乗っていた50歳代の男性が手配した救助船に引き継ぎ、救助を完了した。
なお、船に乗っていた50歳代の男性は、けがや体調不良はない。
また、事故船舶のプロペラに絡まったロープは、マリーナへ陸揚げ後に撤去する予定となっている。
海上保安庁では、気象や干満の時刻などの情報のほか、「ウォーターセーフティーガイド」などを活用して、海難事故の未然防止を呼びかけている。
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