【嘘を隠すため日報を改ざん】車検切れの公用車を運転していた両津支所職員を懲戒処分(新潟県佐渡市)
新潟県佐渡市は8月29日、車検切れの公用車を運転した両津支所の職員1人と、監督責任のある職員2人に対し、懲戒処分を行ったことを発表した。
この事案は、両津支所に勤務する50歳代の職員(係長級)が、両津支所の公用車1台が車検の有効期限が切れた状態にもかかわらず4日間使用していたもの。また、運転の事実があるにもかかわらず、運転していないと虚偽報告を行い、自動車運転日報を改ざんしたことが判明した。
この職員に対し、減給10分の1(2か月間)の処分を下した。また、監督責任として50歳代職員(課長級)に対して戒告、同じく50歳代の職員(課長補佐級)に対して訓告の処分を行った。処分は8月29日付け。
この事案を受け、佐渡市の渡辺竜吾市長は次のコメントを発表した。
今回の事案により、市民の皆様の信頼を著しく損なうこととなり、心よりお詫び申し上げます。今後は、庁内システムの公用車予約欄に車検満了日を掲載し、車両管理課及び本庁担当課が定期的に確認するとともに、運転手が使用する際に車検満了日を確認するなど、複数人でのチェック体制を取ることで、再発を防止し、市民の皆様からの信頼回復に向けて取り組んでまいります。