【企業間で意見交換】「女性の健康セミナー」で健康課題への取り組み学ぶ、県内企業8社が共同開催(新潟市中央区)
株式会社第四北越銀行や亀田製菓株式会社など企業8社は8月30日、新潟市中央区において「女性の健康セミナー」を共同開催した。
セミナーには8社から17名の人事、総務、健康経営推進担当者らが参加し、女性特有の健康課題への取り組みについて学んだ。
共同開催企業は、株式会社第四北越銀行、亀田製菓株式会社、株式会社ブルボン、第一建設工業株式会社、株式会社BSNアイネット、福田道路株式会社、株式会社ひらせいホームセンター、株式会社アイセック(主催)の8社。
第1部では、新潟と東京の産婦人科医2人を講師を迎え、生理・PMSとの付き合い方、更年期、HPVワクチンなど、女性の健康にまつわる講演を開催。
特に、両者ともに子宮頸がんを予防するためのHPVワクチンについては、接種勧奨差し控えで接種を逃した年代への救済として、無料で接種できるキャッチアップ接種が2025年3月末で終了することから、接種対象者へ9月末までの接種開始を呼びかけた。
第2部では、3チームに分かれ、講師や参加者による意見交換をする場が設けられた。各企業で現在行われている取り組みや、今後取り組んでみたいことなどについて意見や情報を交換。他の企業の制度や取り組みについて、熱心に耳を傾ける様子が見られた。
参加者らは、「女性特有の健康の悩みは、セルフコントロールできないものであることを周知し理解してもらうことで、男性も女性もお互いに思いやりをもった行動ができるのではないか。早速社内で発信していきたい」、「総務や人事は社外の方と関わる機会が少ないので、とても良い機会だった。各企業だけで推進するには限界があるので、今回のように企業間で情報交換をし、横のつながりを強化していくことも大事だと思った」と今後の取り組みについて前向きな感想が寄せられた。
また、同セミナーの参加費用には、視聴用の100アカウントが含まれており、9月末までオンデマンド配信にて視聴が可能。共同開催企業の従業員の他、取引先や家族などのステークホルダーにも無償で学びの機会を提供でき、9社215名の申し込みが入っているとのこと。
主催であるアイセックの木村大地代表取締役は、「知識を得て、行動に移し、さらには企業間で“共創”しながら健康経営に取り組んでいくことが大事。このセミナーで得た知識を自社の従業員だけでなく、ステークホルダーの方々へもシェアし、それがさらに広まっていければ」と期待を込めた。