妙高高原マウンテンリゾートの大規模開発「検討プロジェクトを動かしている」新潟県妙高市の城戸陽二市長が定例会見で言及

新潟県妙高市の城戸陽二市長(2024年8月30日撮影)

新潟県妙高市は8月30日、定例会見を開き、同市の城戸陽二市長が今後予定されている妙高高原マウンテンリゾートの大規模開発や、それに伴うインバウンド増加への対応などについて語った。

妙高高原マウンテンリゾートの大規模開発について

「正式的な書類として計画が出てきているものはまだないが、事前協議として、水道やガス、電気などの協議をいただいている。市としては、現在計画策定段階だという認識だ。市民は期待6割、不安4割と言われれているが、不安を払拭するためにも報道機関を通じて市民に周知をしてくださいと、私の方から常々相手方に対してお願いしている。一方、行政内部では開発後のインバウンドの増加見込みなどもあり、今後の市民生活の混乱を防ぐためにも市役所内で検討するプロジェクトを動かしている」

インバウンドの増加に向けての構想

「この冬すでに予約も入っているという話も聞いているので、大きな期待はしている。日本人の人口が減っている中では、特に観光業を維持していくためには外貨がぜひ必要であるため、インバウンドに対する積極的なPRをしていかなければいけない。今年何ができるかはDMOなどを通じながらまた考えていくが、市として必要な支援があれば積極的にしていきたい」

妙高市内の労働力不足について

「現実的に高校を卒業して進学する方が大半の中で、市内経済の中で新卒者に対する需要はあるが、供給は厳しい状況にあると認識している。それは様々な職種でも有効求人倍率に出ている。その中で労働力不足に関しては、外国からの労働力をある程度は頼っていかなければならない時代が当然妙高市においても来るだろうと思っている。市内でも大手はすでに雇用しているが、市内のほとんどを占める小規模事業者はその辺のノウハウが厳しいと思うので、雇用促進協議会を通じてノウハウ提供で道筋をつけて行くのも必要だと感じている」

妙高市出身ユーチューバーのHIKAKINさんについて

「小中学生を中心に、観光大使やいろいろな分野でHIKAKINさんをという声は沢山いただいている。今妙高市を代表するお一人だと思っているので、どのような連携ができるか今後検討していきたい」

新潟県上越市の中川幹太市長の不適切発言について

「上越3市でシートゥーサミットをしている中で、地域課題は地域を超えて圏域で連携が必要な時代だが、課題が多い中では待ったなしの状況であり、当然市政をスムーズにやっていくことは一番何よりだと思う。その意味では様々な報道でしか知ることはできないが、若干の憂いを感じている」

妙高市役所

 

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