【50代男性が投げ出されて海中へ】足漕ぎカヤックが転覆、付近の会社職員により救出(新潟県上越市)

新潟県上越市直江津港内でカヤックが転覆 画像提供 上越海上保安署

上越海上保安署によると、9月2日9時30分ころ、新潟県上越市直江津港内にあるLNG桟橋付近において、50代の男性が乗船する足漕ぎカヤックが転覆する事故が発生した。

足漕ぎカヤックに乗船していたのは、東京都在住の50歳代の男性。男性は、同日5時30分ころに直江津港の黒井浜で足漕ぎカヤックに乗り組み、直江津港内での釣りに出発した。

そして、同日6時ころからカヤックに乗った状態で釣りを始め、同日7時30分ころに天然ガス事業などを展開する株式会社INPEX(以下 INPEX)が運営する直江津LNG基地の桟橋付近に流された。

同日8時ころ、INPEXの職員がカヤックを発見し、桟橋付近から離れるように通告したが、天候が悪化したため、身動きの取れない状態が続いた。

同日8時50分ころ、INPEXの職員が「直江津港LNG桟橋付近に足漕ぎボートが漂流している。風が強まっているので、救助してほしい」と上越海上保安署に通報した。

その後、カヤックは浸水し、同日9時30分ころに波を受けて転覆し、乗船していた男性は海中に投げ出された。

海中に投げ出された男性はその後、INPEXの職員が桟橋から降ろしたはしごにつかまり救助された。なお、救助された男性にけがはなかった。

INPEX直江津LNG基地では、施設保安のために周囲を監視しており、同社の職員が監視中に男性の乗ったカヤックを発見した。

上越海上保安署によると、転覆現場付近での釣りなどは推奨されていない場所で、レジャー客が非常に多く、年に数件はこういった転覆事故が起きているため、注意喚起をしている場所だという。

救助の様子 画像提供 上越海上保安署

転覆したカヤック 画像提供 上越海上保安署

 

【Googleマップ 新潟県上越市 INPEX直江津LNG基地】

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