【寄贈】岡三にいがた証券が新潟県長岡市へ寄贈 ウエスト製高性能製粉機「ミクロ・パウダー」など55万8,000円相当

江越誠代表取締役社長から、目録を手渡された磯田達伸長岡市長

岡三にいがた証券株式会社はこのほど、新潟県長岡市へ高性能製粉機と食品乾燥機を各1台ずつ(55万8,000円相当)を寄贈した。2024年8月28日にはアオーレ長岡第一応接室にて寄付物品贈呈式が行われ、岡三にいがた証券の江越誠代表取締役社長の手から磯田達伸市長へ直接、寄付物品の目録が贈呈された。

同社では、新潟県の農業の将来を応援するため、地域応援ファンド「うるおいの大地」の収益の一部を、2016年から毎年県内の農業関連施設へ寄附しており、長岡市への寄付は、2022年8月に長岡市緑花センター花テラスへユニバーサルミストを寄贈したのに次いで、今回で4回目となる。

今回寄贈された高性能製粉機は、長岡市に本社を置く有限会社ウエスト製の「ミクロ・パウダー」で、米や乾燥野菜、木の実などを微粒子の粉末に加工する機器である。世界初の水冷石臼方式を採用しており、米のみならず、様々な素材の風味を生かしたまま製粉できる、長岡のものづくり技術が詰まったハイテク機である。

一方、食品乾燥機は東明テック株式会社製の「プチマレンギ DX」で、野菜や果物を乾燥し、乾燥野菜(干し芋、ドライトマトなど)やドライフルーツに加工する機器である。

今回寄贈された東明テック株式会社製の「プチマレンギ DX」(左)有限会社ウエスト製の「ミクロ・パウダー」(右)

いずれの物品も、今年度に次世代農業推進拠点としてリニューアルした長岡市栖吉町にある「農の駅 あぐらって長岡」の食品加工研修で活用される予定である。

寄贈を受けた磯田市長は、「貴重な収益金の中から長岡市へ寄付してくれてありがたい。農業も長岡市が力を入れているイノベーションのジャンルの一つ。新しい機械で、新しい挑戦ができる」と感謝の意を伝えた。

また、近年長岡市が力を注いでいる農業の6次産業化についても触れ、「長期的には米の消費だけではなく、加工品としての価値もでてきそうだ」と述べた。それに対して、江越社長は、「(米のみならず)、如何に付加価値をつけていくかが重要になってくるだろう」と応えた。

会場では、磯田市長と江越社長が、事前に用意された高性能製粉機によって粉砕された米粉で製造したシフォンケーキを試食。「ふわふわでモチモチ。粉っぽくない」と満足した様子だった。

米粉100%のシフォンケーキをおいしそうに食べる磯田市長は「ふわふわでモチモチ」と話した

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