だいろの湯新年会で「江戸うまいもの話」

新潟市西蒲区の日帰り温泉「多宝温泉だいろの湯」で、だいろの湯・めんめん亭わたやのグループ新年会が開かれ、多くの来客が足を運んだ。

 

新年会の第一部は、歴史小説家の河治和香さんと「駒形どぜう」六代目当主の越後屋助七さんによる講演が行われた。

河治和香さんは東京都葛飾区の生まれ。「秋の金魚」で第2回小学館文庫賞を受賞し文壇にデビュー。「国芳一門浮世絵草紙」全5巻(小学館)など、江戸を舞台にした時代小説を多く執筆。

現在、新潟日報で「お江戸じょんのび便り」を連載中。河治さんのご主人が西蒲原の出身で、実家の菩提寺がだいろの湯に至近にある種月寺であったため、同施設の赤塚寛館主と知り合った縁がある。

 

越後屋助七さんは創業1801年の老舗どじょう料理店「浅草・駒形どぜう」の6代目。河治さんの代表作に、3代目助七を描いた小説「どぜう屋助七」(実業之日本社)がきっかけで知己の間柄だという。

 

講演のテーマは「江戸うまいもの話」。ちゃきちゃきの江戸っ子二人が推薦するうまい店、うまい東京みやげを順を追って紹介。銀座「竹葉亭」、並木「藪蕎麦」など昔からの名店や、すきやきの名店「ちん屋」(浅草)の「そぼろ」など、江戸の粋が香るグルメ情報を、江戸っ子のペーソスあふれる語り口とスライドで披露した。

 

(上写真)「お江戸じょんのび便り」を新潟日報で連載中の河治和香さん(写真左)と江戸の名店「駒形どぜう」の6代目・越後屋助七さん。生粋の江戸っ子二人による粋な“グルメレポート”

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