【負債総額は約7,400万円】株式会社ジェネック(新潟県燕市)が破産開始決定、コロナの影響で受注低迷

東京商工リサーチ新潟支店によると、金型エンジニアリング業などの株式会社ジェネック(新潟県燕市、設立2014年1月21日、資本金500万円、関保吉社長、従業員1名)は、8月28日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。

なお、破産管財人には齋藤貴介弁護士(弁護士法人北辰法律事務所県央事務所、燕市)が選任された。負債総額は約7,400万円が見込まれる。

ジェネックは、2007年4月に金型エンジニアリング業を目的に創業し、2014年1月に法人化。事業内容はファブレスの金型エンジニアリンク業を主体に、新潟市中央区でエステサロンの経営も手掛けていた。

主力となる金型は自動車や弱電、家電メーカーの1次下請業者を主体に受注基盤を形成し、2020年3月期は売上高1億1,734万円、当期利益737万円を計上していた。

しかし、コロナ禍の影響でその後の受注が低迷し、2024年3月期の売上高は約6,500万円に減少していた模様。

また、協力工場の廃業などもあって事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは165件目となる。

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