【キシャメシ】総裁選ヒートアップの中、新潟の自民党総本山「県連会館」のレストランで腹ごしらえ
自由民主党も立憲民主党も、総裁選の話題が連日ニュースやワイドショーをにぎわしている。特に自民党は、現職の岸田文雄総裁が不出馬、9月9日現在で7名が立候補を表明、その他にも手を挙げるだろうと目されている人物が3名ほどいるなど熱戦の様相。12日の告示日には推薦人20人を揃えた候補が出そろい、27日に投開票という運びだ。
一方で自民党新潟県連でも、来夏の参院選新潟選挙区候補氏予定者が公募され、候補者選びは最終段階。こちらも目が離せない。
というわけで記者が本日ランチでお邪魔したのは、新潟市中央区新光町の新潟自由民主会館(通称県連会館)1階にある「レストラン&コーヒー・リバティー」。「自由」民主党だからリバティーね。
新潟自民党の総本山に入るレストランだが、もちろん一般の人も利用できる。何せ周囲は官庁や外郭団体のオフィスが立ち並ぶ場所で、ランチをする場所に乏しいこともあり、昼時はかなり需要が高い。仕事で県庁に居ることが頻繁な記者も、当然幾度となくお邪魔しているリバティー。たまに県議の先生を見かけたりもするが、実際はそれほどいかめしい場所でもなく、むしろ女性客が多い印象。本日も「お姉さま世代」の女性客が目立ち「お米が高くて嫌になるわねぇ」というような話題に花を咲かせていた。
こちらランチタイムは11時30分~14時だが、ランチタイムを過ぎてもお茶だけなら利用できる(お店のスタッフは「15時30分くらいまでなら…」と言っていた)。
ランチメニューは「満足弁当」「健康魚定食」「幸せ中華ランチ」の3種類で、内容は日替わり。いずれも900円(税込)。ランチには「コーヒー」「ジャスミン茶」「プーアール茶」のうち1杯がサービスで付く。
「中華のランチやサービスドリンクに中国茶関連が目立つのは、やはり日中の国交を開いた田中角栄先生へのリスペクトだろうか」などと考えつつ、記者は「健康魚定食」をオーダー。本日は「鮭の塩こうじ漬」なり、ええやんか。
ややあって着盆。おほー、良いなーこのメンツ。メインには「鮭の塩こうじ漬(焼き)」、サイドの小鉢に「切り干し大根の煮つけ」「ほうれん草のおひたし」「納豆」とあり、漬物と味噌汁がついている。ご飯の盛りも結構良いし、栄養バランス的には言うことなし。こういう食生活があったればこそ、政治家の激務も支えられるというものである。
こういう配置を見た時、記者は即座に戦略を立てる。まずは野菜(ほうれん草)から箸をつけて血糖値の上昇を緩める。次に切り干し大根を擁してある程度ご飯を削り、勢いをつけてメインの鮭に挑む。展開次第で漬物の援軍を繰り出し、納豆はいざという時(鮭が予想より薄味だった時など)のために待機させる。今日はそんな戦略だ。
さあ実食。かなり鮭が美味いぞ。これは鮭一人で完封だね。おそらく銀鮭だが、身がしっとりして実に美味しい。適度な脂の乗り。単純な塩焼きではなく塩こうじを使っているから、しょっぱさがやわらかく、とがっていない。まさに「良い塩梅」だ。旨味がしっかり引き出されている。久々に美味しい焼き魚を食べて、感動した。もちろん小鉢も言うことなし。このラインナップで1,000円以内なら、今日びはめちゃくちゃ嬉しい。
我々記者という職業にとってはおなじみのスポットだが、一般の方々には穴場の部類か。一度いかがでしょう。
(編集部I)
【リバティー】
新潟市中央区新光町15-5 新潟自由民主会館1F
営業時間 11:30~15:00
定休日 土、日、祝日
<グーグルマップ 新潟自由民主会館>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。