幻の酒がCFサイト「マクアケ」でヴィンテージ秘蔵酒プロジェクトをスタート

リターン品は、平成元年に誕生した「時代乃雫」など

写真左より「時代乃雫1989」「時代乃雫1990」「時代乃雫1991」「時代乃雫1992」

新潟の地酒専門店である幻の酒(新潟市中央区)は12日、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で、平成元年から平成4年に醸造され、その後、30年近くにわたり低温貯蔵庫で寝かせてきた大吟醸酒「時代乃雫」プロジェクトの支援募集を始めた。支援額は2万円で、リターン品は「時代乃雫」(1本)となる。調達した資金は、リターン品の費用のほか、今後のヴィンテージ日本酒の開発費に充てるという。

マクアケのサイト

時代乃雫は、平成元年の醸造から4年連続で「全国新酒鑑評会」の金賞を受賞した今代司酒造(新潟市中央区)の大吟醸酒。当時、4年連続で金賞を取得した蔵は全国でもほとんどなかったという。

今回のリターン品は、平成元年(1988年)から平成4年(1991年)に醸造された、この時代乃雫を、その後、低温貯蔵庫で約30年間寝かせてきた「ヴィンテージ秘蔵酒」(定価:税込2万3760円)だ。

火入れは、30年前に瓶詰した際の1度だけ。その後30年間、酒蔵の低温貯蔵庫で大切に熟成され、薄い藍色の入った透明性を保っている。また、雪国新潟の雪解け水(清軟水)と新潟名産の米が相成って、一切角のない滑らかさ、舌触り、芳醇さになっているという。容量は300ml。発送は4月24日ごろになる。

平成最期の年に、平成元年に誕生した酒で乾杯するのもよいかもしれない。

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