「東大通みちばたリビング」が今秋も開催、車線規制による自転車通行帯化やスマホアプリを活用したスタンプラリーも(新潟市中央区)
新潟駅前の東大通で9月14日から、同道路の将来構想を検証するための社会実験「東大通みちばたリビング」が開始された。開催期間は10月14日までの約1カ月間。期間中はキッチンカーの出店やイベント開催、デジタルスタンプラリーなどを実施するほか、9月28日からは車道の両側1車線を規制して自転車通行帯とする。
「東大通みちばたリビング」は、新潟市と東大通利活用実行委員会が主催する。自動車の交通量が減少傾向にある東大通は、将来的に自動車中心からヒト中心の道路へ転換する構想があり、同社会実験はそれを検証するためのもの。これまでにも2022年から数回実施されており、2023年秋には車道の一部にパークレットを設置した。このパークレットについては、現在も継続して設置されている。
今秋の社会実験では、これまでと同様、道路上での出店やイベント開催を行うと同時に、9月28日からは車道の両側1車線を規制して自転車通行帯とする。これにより歩行者が道路上を回遊しやすくするとともに、車線減少による自動車交通の変化も調査する。
また、今年新潟市へ進出したジオフラ株式会社(東京都千代田区)が協力。期間中、同社が手掛けるスマートフォン向けアプリ「プラリー」を使ったスタンプラリーイベントを、東大通周辺を舞台に実施する。
対象店舗約80店舗のうち3店舗を回ることで、東大通(新潟駅前ストリートテラス)などに設置されているカプセルトイを回して景品を手に入れることができる。景品は三幸製菓株式会社(新潟市北区)とコラボした限定グッズで、全4種類。全国で展開する「プラリー」だが、ジオフラの担当者によると「スタンプラリー形式でこれほど大きい(約80店舗が参加する)規模のものは、弊社としては初めて」という。
14日10時、新潟駅前ストリートテラスでオープニングイベントが開かれ、新潟市の井崎規之副市長は「東大通は、新潟駅と街を結ぶ重要な幹線道路。今回の社会実験を通じて、何が必要で、どんな課題があるのかを検証していきたい。また、イベントも満載なので、多くの方に楽しんでいただきたい」と話した。
期間中の出店やイベント、スタンプラリーの詳細などについては、下記の新潟市のサイトを参照。
【関連リンク】
新潟市 「東大通“人中心の空間づくり”社会実験「PLAY PUBLIC PLACE 東大通みちばたリビング」」
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