道の駅「たがみ」(新潟県田上町)で新名物「うめ味噌ソフト」が19日から販売開始

C’s kichenの佐藤千裕氏と、道の駅「たがみ」の馬場大輔駅長

道の駅「たがみ」(新潟県田上町)の馬場大輔駅長は18日に記者会見を開き、C’s kichen(新潟市東区)と共同開発した新名物「うめ味噌ソフト」を19日から販売することを発表した。価格は450円(税込)。

地元の特産品である「越の梅」と新潟市江南区のたなか農園産の味噌で作った梅味噌を合わせたソフトクリームであり、生乳と味噌という一見異様な組み合わせであるものの、味噌の塩味と梅の酸味が合わさりチーズを思わせる風味に纏まった商品となっている。

「うめ味噌ソフト」。梅味噌ソースとソフトクリームのグラデーションの色合いもアピールするため、コーンではなくカップでの提供となっている

「うめ味噌ソフト」の開発が始まったのは2020年の6月。同道の駅のブランディングを担当するhickory03travelers(新潟市中央区)の提案によりC’s kichenへ開発を依頼。1年をかけて商品化に漕ぎ着けた。

C’s kichenでは農業と食、そして福祉をつなげるプロジェクト「rucoto」進めており、今回の「うめ味噌ソフト」でも、色合いや小キズ、大きさなどにより規格外となり商品化できなかった梅を使用。また、梅のヘタ取り作業は道の駅「たがみ」に併設された福祉施設で行っているほか、トッピングのポン菓子には地元小学生が育てた米を原材料に使うなど、「重点道の駅」として地域連携や地域福祉に力を入れる「たがみ」らしい商品に仕上がったとも言える。

記者会見の様子

C’s kichenの佐藤千裕氏によると、今回の新商品に梅味噌という独特な食品を用いているのは、地域の加工食品文化の継承を考えてとの理由もあるという。また商品開発の中では「ソフトクリームに合うようにするため、梅味噌に加える砂糖の量を試行錯誤した」という。

馬場駅長は「道の駅を開設した当初、『1度行ってみよう』という感覚で多くの方に来ていただいた。今後は、『また来たい』と当駅のファンになってもらえるような展開をしていきたいと考えており、『うめ味噌ソフト』には期待をしている」と話した。

 

【グーグルマップ 道の駅「たがみ」】

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