【学生44人が思いを熱く語る】新潟大学でビジネスアイデアコンテスト「Open Gate NIIGATA 2024」の予選が開催
新潟大学五十嵐キャンパス(新潟市西区)で9月17日、ビジネスアイデアコンテスト「Open Gate NIIGATA 2024 新大ラウンド」が開催され、16組44人が社会課題の解決などを目指した事業を発表した。
「Open Gate NIIGATA」は2023年から始まったコンテストで、県内の若者に起業マインドを醸成することを目的とする。第2回となる今年は、一般応募と並行して県内3カ所で予選大会を開催。各予選の入賞者(新大ラウンドの場合は、優秀賞と最優秀賞の2組)は、書類審査なしで本戦の「ALL新潟大会」に出場できる。
7月27日に開催された開志ラウンド、9月14日に開催された長岡ラウンドに続き、新大ラウンドは予選最終回。新潟大学の学生16組44人が参加した。
開会の挨拶に立った新潟大学経済科学部の伊藤龍史准教授は「アントレプレナーシップという言葉の骨子を一言で表せば『不確実性の中を進んでいく意思と行動』。出場者の皆さんの取り組みや、今回披露してくれる発表は、正にアントレプレナーシップ(を体現している)。とても楽しみにしている」と期待を込めた。
コンテストで各組にあたえられる発表時間は4分。限られた時間の中で、学生たちは酪農や空き家問題、観光、日本酒などに関する独創的なアイデアを熱く語った。
審査の結果、「ライバルと刺激し合う」習慣化サービス「バーサス」と、母親向けのノンアルコール美容日本酒「Dear,」が奨励賞を獲得した。なお「Dear,」は、観客からの投票で決まるオーディエンス賞とのダブル受賞となった。
そして、酪農家向け新規事業開発サポートビジネス「らくさぽ」が優秀賞に、廃棄野菜を活用したパックごはん「さつまクルん」が最優秀賞に輝き、2組が本戦への切符を手にした。
「さつまクルん」を発表した経済科学部3年の佐藤拓人さん、水上英香さん、森成雅さん、永井亜美さんはそれぞれ「まさか最優秀賞を獲れるなんて思ってもいなかったので驚いている」、「4人で何度もミーティングをした。発表の練習も何度も回数を重ねたので、賞をもらうことができて嬉しい」と受賞を噛み締めた。
そして、「賞をいただいたが、まだまだ改善できるところはある。ブラッシュアップしつつ、新潟大学の代表として胸を張って頑張っていきたい」、「(今回も)自分たちの思いを色々込めたが、次回はさらに熱意を込めて、『なぜ自分たちにしかこのアイデアができないのか』というところを伝えられたら」と本戦へ向けての意気込みを語った。
本戦「ALL新潟大会」は11月16日に開催。県内各地から多くの若者と様々なアイデアが集まり、さらなる熱い戦いが繰り広げられることが期待される。
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