【‟選ばれる街”をめざして】長岡商工会議所の要望に長岡市が回答

2024年8月28日、新潟県長岡市は、長岡グランドホテル2階末広の間にて、8月9日に長岡商工会議所から提出された市政要望について回答を行った。

厳粛な雰囲気の中、回答が行われた

長岡商工会議所から長岡市への要望に関しては、以下の通りである。

 

(1)  人手不足への対応に向けた多様な人材確保・育成への支援

(2)  交流人口拡大に向けた誘客促進への取り組みを強化

(3)  中心市街地活性化と魅力あるまちづくり推進

 

それに対する長岡市は以下の通りだった。

 

(1)  人材確保・育成支援

2023年9月に導入したマッチングアプリ「ながおかマッチボックス」により、797名の雇用を実現しており、今後も企業向けの働き方改革コンサルティングなどを通じて支援を強化する方針を示した。また、地元企業の雇用促進に向け、雇用関係機関と連携しつつさらなる強化を図ると述べた。

 

(2)  誘客促進の強化

観光産業の競争力向上に向けて、長岡市は楽天グループと連携し、ふるさと納税や観光プロモーション事業を通じて、長岡花火を中心とした経済波及効果の拡大を目指しているという。特に今後は、マーケティングデータを活用し、地域全体の稼ぐ力を強化するとした。

 

(3)  中心市街地の活性化

ミライエ長岡を中心に、新たな産業創出や若者の企業支援を進めるとともに、東館には中高生が集える「ティーンズラボ(仮称)」を整備予定。若者の創造力や意欲を高め、UIターンを促進する取り組みを強化するなどの意向を示した。

長岡市からの回答を受け、長岡商工会議所の大原興人会頭は「最大の問題は人手不足。その対応としてデジタル化の促進と同時に、観光や雇用の創出も継続してやっていかなければならない。これらの要望はすぐには解決できないかもしれないが、丁寧にご回答いただき、ありがとうございました」とコメントした。

長岡市の回答に謝意を表す大原興人会頭

一方、磯田達伸長岡市長は「人口減少、若者の流出。長岡が‟選ばれる街”となるにはどうすればよいかを考えていきたい」とした。

「長岡が‟選ばれる街”となるにはどうすればよいかを考えていきたい」と語る磯田達伸長岡市長

(文・写真 湯本 泰隆)

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