イトーヨーカドー丸大長岡店が閉店
閉店を惜しむ多くの人々が集まる
イトーヨーカドー丸大長岡店が11日、地域の人々に惜しまれつつ閉店し、31年の歴史に幕を閉じた。20時の閉店直後、店の前に集まった多くの人々に対し、野田秀樹店長が感謝の挨拶を行った。6分以上にも及んだ熱のこもった挨拶に時折、大きな拍手が沸き起こっていた(写真は記事の下に掲載しています)。
野田店長の挨拶は以下の通り。
みなさん、大変遅くまでこんなに大勢の人に残っていただきまして、誠にありがとうございます。本日はイトーヨーカドー丸大長岡店、最後の営業日にご来店いただきまして誠にありがとうございました。大変残念で悔しい思いがいっぱいではございますが、本日をもちましてイトーヨーカドー丸大長岡店、31年の歴史に終止符を打たせて頂きます。31年間、地元のお客様はもとより遠く遠方よりたくさんのお客様にご来店いただき、買い物をしていただきました。
とくに1月4日にスタートしました感謝の閉店セールにおきましては、たくさんのお客様にご来店いただきました。またお買い物をしていただくだけでなく、お店や私たち従業員一人一人に励まし、大変心の温まるお言葉をたくさん頂戴いたしました。今更ではありますが、このお店がいかに多くの人に愛されていたか、そして、お客様一人一人の生活、記憶の中に大切にされていたお店であったかを痛感いたしました。
1952年に、大手通2丁目で衣料品の小売業として開業させていただきました。それから36年後の1988年11月25日、この駅前の地にイトーヨーカドー丸大長岡店としてオープンをさせていただきました。この地で31年、長岡の地で66年もの長きの間、皆様に大変慕われ、ご愛顧賜った、この土地を離れることは断腸の想いであります。昨年の柏崎店、そして長岡店と、丸大はあと残すところ新潟店1店舗となります。しかし丸大はこの新潟県で再起いたします。丸大のメンバーで全身全霊をかけ、奮闘し必ずまたみなさんの前に、元気な丸大の姿をお見せできるように奮闘してまいります。誠に勝手なお願いですが、引き続き丸大を愛してください。そしてご愛顧を賜りますように宜しくお願いいたします。
丸大は、丸大魂は不滅です。必ず皆さんの前に元気な姿をお見せできるように頑張ってまいります。引き続きご支援をいただきたくお願いいたします。
最後になりますが、1月4日にスタートした感謝の閉店セール、私たち全従業員が31年間の感謝の気持ちを込めて、商品を製造しているものは、一つずつの商品に感謝の気持ちを込めて製造し提供させて頂きました。商品を提供?しているものは、品揃えや価格に感謝の気持ちを込めさせていただき商品をご提供させていただきました。接客を担当しているものは直接、言葉でお客様に感謝の気持ちを伝えさせていただきました。まだまだ感謝の気持ちをお伝えするには足りていません。もっと時間をいただいて、もっともっと多くの人に31年の気持ちを伝えなければいけないです。ただ、申し訳ありません。私たちにはもう時間がありません。ですから今ここにいる全従業員がそろって最後に皆様に31年間のご愛顧を賜った御礼をさせてください。
それでは皆様、31年間どうもありがとうございました。