世界的な料理ガイドブック「We’re smart Green Guide」の2024TOP10-JAPAN授賞式が長岡市栃尾で開催、里山十帖(南魚沼市)が2位に選出される快挙

「We’re Smart Green Guide」創刊者であり会長のフランク・フォル氏と「早苗饗-SANABURI」(南魚沼市)の桑木野恵子料理長

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初回掲載:2024年9月21日

9月14日、世界的な料理ガイドブック「We’re Smart Green Guide」の2024TOP10-JAPAN授賞式が、長岡市のトチオーレで開かれた。

「We’re Smart Green Guide」は2013年にベルギーで創刊された、野菜料理に積極的なレストランや、野菜に対して独自の哲学を持つレストランを紹介するガイドブックで、毎年世界のベジタブルレストランベスト100を発表している。創設者はベルギー人シェフのフランク・フォル氏。

9月14日に長岡市で開かれたアワードは、ランキング100には入っていないが日本国内のベジタブルレストランの上位10店舗のランキングが発表された。新潟で、このようなアワードが開催されることは、栄誉であるとともに多くの秀逸な新潟産伝統野菜を世界に向けて発信する貴重な機会でもある。

授賞式の冒頭、会長のフランク・フォル氏から「素晴らしくファンタスティックなこのエリアでイベントを行えることを、とてもうれしく思う」とあいさつがある。

新潟県観光協会の白井健一常務理事

アワードの共催である新潟県観光協会の白井健一常務理事も「このような素晴らしい催しが新潟県の栃尾で開かれることは、ガストロノミーツーリズムを推進する新潟県観光協会にとってこの上ない喜び」と話した。

新潟ガストロノミー総合プロデューサー・岩佐十良氏

このイベントが長岡で開かれる誘致の立役者でもある新潟ガストロノミー総合プロデューサー・雑誌「自由人」編集長の岩佐十良氏は「なぜ私が皆さまを新潟に招きたかったのか、私がしゃべって紹介するよりも・・・」と前置きして、長岡市周辺の伝統野菜をはじめとする農業生産者、酒蔵など、エリアの食の魅力が詰まった動画が放映された。

授賞した日本を代表するベジタブルシェフたち

その後の授賞式では日本国内の「野菜料理」を重視する料理人、レストランが次々に紹介される中、第2位に南魚沼市の旅館「里山十帖」のレストラン『早苗饗-SANABURI-』が見事ランクイン。この地におけるローカルガストロノミーの品質の一端を証明したといえる。

授賞式の終了後は、屋外に設置された「レストラン」で、早苗饗-SANABURIの桑木野恵子料理長とスペインバレンシアLa Salitaのシェフ、Begoña Rodrigoさんによるスペシャルランチが用意された。

スペシャルランチのお膳には羽釜ご飯、のっぺ(里芋・蓮根・ナラ茸・銀杏)、漬物(茄子一本漬け・ハリハリ漬け・またたび塩漬)、糸瓜からしなます、山菜煮物(うど・わらび・ぜんまい・根曲り竹・栃尾揚げ)、酢の物(わらび・もってのほか・みずの実)、神楽南蛮胡桃味噌和え

スペシャルランチのお膳には羽釜ご飯、のっぺ(里芋・蓮根・ナラ茸・銀杏)、漬物(茄子一本漬け・ハリハリ漬け・またたび塩漬)、糸瓜からしなます、山菜煮物(うど・わらび・ぜんまい・根曲り竹・栃尾揚げ)、酢の物(わらび・もってのほか・みずの実)、神楽南蛮胡桃味噌和え、新潟県中越地方の里山に伝わる食文化の集大成と言える

本場のバレンシア風パエリアに、来場者も歓喜

 

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