消防団員ら手際よく 2年ぶり350人荒川水防訓練【村上新聞】
大型重機を使った水防工法も
梅雨時期を前に、荒川水防訓練(荒川水防連絡会主催)が13日、関川村辰田新の荒川河川敷で行われ、地域の消防団員たちが水防工法の手順などを確認した。
荒川沿川の村上市と関川村、胎内市の消防団員や関係機関らが参加して例年実施している訓練で、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、今年が2年ぶりの開催。参加人数も例年の半分ほどに抑え、約350人が参加した。
訓練では、消防団員たちが防災エキスパートからアドバイスを受けながら、越水・漏水対策の積土のう工や月の輪工、洗堀対策の木流し工やシート張り工に手際よく取り組み、また大型重機を使った土のう積み工やブロック投入工もあった。
あいさつした同連絡会長の長田英和羽越河川国道事務所長は、「地域住民の生命や財産を守るため、さらに連携強化を図りながら、水防体制をよりいっそう充実させていきたい」と呼び掛けていた。
村上新聞2021年6月20日号