新潟大学で第1回ビジネスアイデアコンテストが開催
高齢者世帯の空き部屋に学生が安く下宿するプランがグランプリ
新潟大学の中小企業ナレッジネットワークセンターは13日、新潟大学の学生を対象とした「第1回ビジネスアイデアコンテスト」を、同大学五十嵐キャンパスで開催した。「地方のより良い未来につながり得るようなビジネスアイデア」をコンセプトに、11チームが、様々な課題をビジネスとして解決するプランをプレゼンテーションした。
グランプリを受賞したのは、高齢者世帯の空き部屋に学生が安く下宿できるシステムをつくるという「今昔庵(こんじゃくあん)」。経済学部経済学科3年の佐藤涼平さんと同学部経営学科2年の丸七有紗さんが提案した。丸七さん自身が抱える学生の家賃という金銭的負担問題と、身近にいる祖父母の孤独をどうにかできないかと考え、この発案に至ったという。学生は家賃を低価格に抑えることができるほか、食事付きなどの付随サービスも受けることができる。一方、高齢者は社会的孤立からの回避や、家賃収入などのメリットが生まれる。双方によい効果をもたらすこのプレゼンに、審査員からは「ぜひ実現して世の中に出してもらいたいプランである」と高評価を受けていた。