【負債総額は約4,470万円】電気設備の施工などのコスモ(新潟県上越市)が破産開始決定、新型コロナ禍の影響で受注環境が悪化し低迷
東京商工リサーチ新潟支店によると、一般電気工事や電気設備の設計・施工などの株式会社コスモ(新潟県上越市、設立2014年6月30日、資本金500万円、中澤敏彦社長)が、9月3日、新潟地裁高田支部より破産開始決定を受けた。
なお、破産管財人には朝日啓弁護士(朝日・五十嵐法律事務所、上越市)が選任された。負債総額は4,470万円が見込まれる。
株式会社コスモは、2014年6月に一般電気工事や電気設備の設計・施工および監理を目的に設立された企業体。
大手電気工事会社や設備工事会社に対して受注基盤が整備され、順調に売上高を伸ばしていたもので、2019年5月期は1億790万円を計上していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大以降は受注環境が悪化し、業績低迷を強いられ、コロナ融資などを利用して事業を継続していたが、ついに支えきれずに今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは167件目となる。