新潟県産の小麦とコシヒカリの米粉を使った食パンが登場
「石窯焼きパン工房 麦の詩」(新潟市東区)で販売開始
丸榮製粉株式会社(新潟市江南区)が運営する「石窯焼きパン工房 麦の詩」(新潟市東区)は16日、新潟県産の小麦「ゆきちから」と新潟県産コシヒカリの米粉を、生地に100%使った「山型食パン」の販売を始めた。1斤290円で、購入者の好きなサイズに切って販売する。
もちもちな食感を生み出し、おいしい状態を長時間保つ効果もあるといわれる「湯種製法」で作っている。店舗での販売でスタートしたが、今後、認知度が高まれば、1年後を目標に通信販売を開始することも計画している。
ゆきちからは、雪や寒さに強いパン用の小麦で、東北地方などで作られている。1980年代に500トン余りの小麦が作られていたこともあるが、その後ほぼゼロになっていた新潟県では、10年ほど前から作られて始めている。最近ではパンのほか、乾麺、ラーメンなど幅広く使われ始めているという。
丸榮製粉は小麦粉、乾麺などの製造・販売会社。ゆきちからの生産から販売まで手がけるなど、県産小麦の生産や消費拡大に取り組んでいる。
【石窯焼きパン工房 麦の詩】
〒950-0017新潟市東区新松崎1-7-19
https://www.muginouta.jp/