【小規模の倒産相次ぐ】2024年9月度の新潟県企業倒産状況、負債1000万円以上の倒産は20件
株式会社東京商工リサーチは10月2日、2024年9月度の新潟県企業倒産状況を発表した。
これによると2024年9月度の新潟県の企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)は20件、負債総額は16億3,900万円となっている。
倒産件数は、前年同月比185.7%増(13件増)、前月比は100.0%増(10件増)となった。9月度としては、1962 (昭和37) 年の集計開始以来63年間で17番目、平成以降の36年間では6番目となった。
一方で負債総額は前年同月比で27.6%増(3億5,500万円増)、前月比では225.2%増(11億3,500万円増)。過去63年間では36番目、平成以降の36年間では23番目となっている。負債額10億円以上の大型倒産はゼロで、20件のうち16件が「従業員5人未満」となるなど、小規模企業の相次ぐ倒産が目立った月でもある。
産業別では、10産業のうち、「サービス業他」で8件、「建設業」・「製造業」で各4件、「小売業」で2件、「卸売業」・「運輸業」で各1件発生。
原因別では、「販売不振」が17件、「他社倒産の余波」が2件、「その他(偶発的原因)」が1件発生。
地域別では、「新潟市」が7件、「長岡市」が3件、「新発田市」・「燕市」で各2件、「三条市」・「柏崎市」・「糸魚川市」・「五泉市」・「上越市」・「南蒲原郡」で各1件発生。
新型コロナウイルス関連倒産は20件中9件にのぼった。